先生たちは眠らない 知られざる「深夜トイレ対応」の実態

修学旅行の夜、子どもたちが布団の中で友達とおしゃべりをしたり、静かに眠りについたりしている頃。
実は先生たちの中には、まだ眠れない人がいます。
深夜2時、3時にアラームをセットして、ある対応のために起きる準備をしているのです。
これは学校現場で行われている、知られざる配慮の一つです。

Yahoo!ニュース エキスパート投稿より
「修学旅行の夜「2時に起こしてトイレをさせて!」先生たちは眠らない 知られざる「深夜トイレ対応」の実態」
2025.10.31

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/26d5d770527231a554dda1f0a82e612fe415f9bd

健康調査で把握される子どもたちの不安

修学旅行が近づくと、学校では健康調査が行われます。車酔いはするか、アレルギーはあるか、そして夜尿はあるか。お手紙やウェブのアンケートで、保護者から細かく情報を集めます。

いつもと違う場所で親元を離れて泊まるわけですから、子どもたちは楽しみな反面、不安も抱えています。だからこそ、この調査はとても大切なのです。集まった情報をもとに、学年団や保健室の先生たちが集まって、どう対応するか話し合います。

デリケートな夜尿対策

アンケートには「最近夜尿をしてしまった」「去年あったから心配で」といった記載があり、「夜中の○時に起こしてトイレに連れて行ってほしい」という依頼が数名の保護者から寄せられます。

6年生の修学旅行で何か起こってしまったら、子どもの尊厳にかかわります。そんな事態だけは避けたい。その一心で、担任や引率の保健の先生たちが対応にあたります。

夜中の2時、3時に子どもを起こす

「夜中の2時にトイレへ連れて行ってください」。保護者との話し合いで、そんな時間を指定されることもあります。先生たちはその時間まで起きているか、アラームをセットして起きます。対象の子が複数いれば、ある子は2時、ある子は3時と、時間帯がバラバラになることもあります。

ただ、これがなかなか辛い。トイレ対応をするからといって、睡眠時間を余分に確保できるわけではないからです。深夜2時に対応した後も、翌朝6時の起床前にはまた起きなければなりません。

起床前の静かな確認

起床時刻より前に、先生たちは子どもたちのところへ行きます。夜尿がなかったか確認するためです。

もしあった場合は、他の子に気づかれないよう着替えさせて、布団も処理します。すべて静かに、何事もなかったかのように。そうして普通に起床の時間を迎えるのです。

「楽しかった」のために

こうした夜中のトイレ対応は、あまり知られていません。でも、子どもたちが「修学旅行、楽しかった」と笑顔で言えるように、先生たちは陰ながら見えない対応を続けています。睡眠を削っての深夜対応も、早朝の確認作業も、すべては子どもたちのため。学校現場では、こうした配慮が当たり前のように行われているのです。

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