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2025.11.06
『TBS NEWS DIG』
女性用トイレに長い行列ができる問題について、国が動き始めました。
なぜ女性トイレに行列? 50年以上前の“設置基準”
6日、第1回「トイレ設置数の基準と適用のあり方に関する協議会」が開かれました。
今後、駅やデパートで行列の改善対策を行っている事例を共有する他、設置数の基準などガイドラインをまとめる方針だといいます。
NEXCO中日本(2021年度)によると、トイレの利用時間は男性35秒、女性は105秒だということで、その差は3倍です。
女性が用を足す際に衣類を上げ下げすることも、利用時間が長くなっている理由の1つだといいます。
職場における便器の数の設置基準は、女性・男性がそれぞれ65人いる場合、女性用トイレの方が少なくなっています。
この基準は、50年以上前の1972年「労働安全衛生法」で定められています。
▼女性用
20人以内ごとに1個以上→4個
▼男性用
小便器:30人以内ごとに1個以上→3個
大便器:60人以内ごとに1個以上→2個
あわせて5個
日本トイレ協会の山本耕平会長は「労働安全衛生法以外の便器の個数の基準はない。一定の基準を示して設置すれば解決につながるのでは」と指摘しています。
「女性の社会進出」に加え 和→洋と快適性向上も理由か
6日の有識者会議では、女性トイレに行列ができる理由として、
▼女性の社会進出で便器の設置数と利用実態に乖離が生まれていること、
▼和式から洋式に変わる
など、利用環境の変化があったことがあると説明されました。
また、温水洗浄便座の普及によって快適性が向上し、利用時間が長くなっているといいます。
国際的な基準では、女性用のトイレの数は男性の3倍必要だと言われている中で、日本は女性の社会進出のスピードに遅れているように感じます。
50年前というのは、実はガソリンの暫定税率が導入された時期と大体合っています。
つまり、その古い時代に社会設計されたものが、明らかに現実と合わなくなっているということなので、現実に合わせていくのが急務だと思います。
男性用→女性用フレックストイレ 混雑状況がわかるサービスも
混雑を解消するための対策も進んでいます。
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さいたまスーパーアリーナでは、2000年の開業当時から「フレックストイレ」を導入しています。
女性客が多いイベントの際、男性用トイレを女性用のトイレにした上で、小便器をカーテンで目隠しするような配慮が行われているということです。
私もコンサートで、さいたまスーパーアリーナに行った際にこのトイレを利用しましたが、通常より流れが早かった印象です。
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TOTOが今年8月に提供を始めたサービス「TOTO CONNECT PUBLIC」では、商業施設や空港の案内板、マップなどの2次元コードを読み込むと、トイレの混雑状況がわかるということです。
また、ベビーチェアの設置状況、車いす利用の可否なども分かるといいます。
さらに、利用者がトイレの汚れなどを報告することができるため、施設側がすぐに対応できるというメリットもあるそうです。
「女性トイレは並ぶもの」=無意識の思い込み 改善点は他にも
「女性トイレは並ぶもの」という考えを、「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」だと指摘するのが、アンコンシャス・バイアス研究所の太田博子理事です。
配慮が必要な人がいることに思い至らない例は、他にもあるということです。
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トイレットペーパーはあるのに、なぜ生理用品はトイレにないのか。
飲食店などで置いてあっても、大抵は有料。
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女性トイレには「サニタリーボックス」があるのに、なぜ男性用のトイレにはないのか。
年齢や病気などで、尿漏れパッドを使う男性もいます。
こうしたことも考えていこうということです。
アメリカでは、公共施設や学校で、生理用品を無料配布する州が増えていたり、フランスでは、生理用品が無料の自販機があるといいます。
高市氏が女性初の総理大臣になったというところなので、日本も変えていける部分はあるのではないかと思います。
ニューヨークでは公共施設のトイレには、オムツを交換する台を設置することが2019年から義務化されています。
男性がオムツを替えてもいいわけですから、男性主導でもトイレについて考えてほしいと思います。









