消防団員の救世主「トイレカー」

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消防士の方に話を聞くと、消火作業が一段落し、ほっとした瞬間、尿意が高まってくるんだとか。
ところが、近くに公園や公衆トイレがあればいいのですが、ない場合はけっこう悲惨です。
商業施設や民家のトイレを借りるという選択肢もあるものの、消火活動後なので、足元はずぶ濡れ、服はススなどで真っ黒、借りるのには相当の勇気が必要となります。
結局、署に帰るまで我慢してトイレに駆け込むケースが多いとのこと。
隊員からは「現場では極力水分を控えているが、いつでもトイレに行けるというのは心強い」などの意見が寄せられているそう。

そうした状況のなか導入されたのがトイレカーでした。
トラックの荷室の中央に男性用スペースとして小便器2基と個室2室を配置。

後方には施錠可能な女性専用の更衣室兼個室も設けられています。
女性用は男性用と壁で完全に仕切られ、入口も別です。

タンクの容量は、100人が3日間用を足せるくらいだとか。

国交省じゃ入札で原則化 トイレカーが各方面で注目のワケ

東京消防庁のトイレカーが女性専用の更衣室兼個室も備えているように、導入の背景には、女性の消防職員や消防団員の増加があります。
消防の現場に限らず、女性の活躍の場が広がることで、仮設トイレ(トイレカー)はますます市場拡大が見込まれます。

代表的なのが建設の現場です。
国土交通省も、女性にも働きやすい建設現場、男女ともに働きやすい環境を目指す取り組みを推進していて、入札の際にも、女性が快適に使える仮設トイレの導入を原則化しているそうです。

国土交通省はこのトイレのことを「快適トイレ」と称し、様々な条件を課しています。
例えば、臭い逆流防止機能、容易に開かない施錠機能、周囲からトイレの入口が直接見えない工夫、サニタリーボックス、鏡付きの洗面台など。
さらに推奨する仕様、付属品として、擬音装置やフィッティングボードなども挙げられています。

さらに、災害に備え自治体でもトイレカーを導入するケースが増えています。
ここでも、一般的な仮設トイレに比べ臭いも少なく清潔で、鏡や洗面台などもあることから、特に女性から多くの支持を集めているようです。

この動きに呼応するかのように、ホテル並みに豪華なトイレカーも登場しています。
ウォシュレットにベビーチェアー、洗面所、さらにエアコンまで装備したものが、ドラマのロケ現場などでも活用されています。
これからもますます需要拡大が見込まれるトイレカー、その進化に注目です。

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